札幌市が、南区の宅地の評価額を実際より高く算定し、二十年にわたり固定資産税を約六万円過徴収していたことが二日、分かった。この土地を所有する男性は一年前にも、中央区の自宅の固定資産税が二十一年間、過徴収されており、「二度までも間違えるとは、一体どうなってるのか」と憤っている。
過徴収したのは南区南沢にある計約七百平方メートルの宅地、雑種地。傾斜した土地に一九八七年築の木造二階建て住宅がある。
南区役所によると、固定資産税の土地評価基準では住宅の高低差が二メートル以上の場合、土地の評価額が下がる。この住宅は二メートル二十センチの高低差があるのに、担当者が傾斜を見落としたまま税額を算定したため、八七-二○○六年の二十年間で計五万八千二十円が過徴収となった。男性の指摘を受けて、市は利息相当額を加えた八万八千三百二十二円を返還した。
男性は昨年五月にも、中央区の自宅で約六万九千円の過徴収に気付き、中央区役所に返還申請したばかり。この際には、職員のミスで実際より多い床面積で固定資産税額を算出していた。「金額の問題ではなく、ずさんな体制が問題」と語る。
南区役所は「年一回、土地の状況を確認しているが、気付かなかった。明らかな間違いで申し訳ない。正式に謝罪したい」と話している。
(北海道新聞より引用)
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