2008年1月16日水曜日

B型肝炎患者 月末にも集団提訴 「医原病」追及で全員救済目指す

乳幼児期の法定集団予防接種で注射器を使い回しされB型肝炎ウイルスに感染したとして、全国の患者数百人が国に損害賠償を求め、札幌、大阪、名古屋など各地裁に今月末にも提訴する。
 B、C型の肝炎ウイルス感染者は全国三百五十万人で、このうちB型の感染者は百五十万人とされる。原告側は、薬害C型肝炎問題と同様に感染を国の医療行為を原因とする「医原病」として責任を追及、患者全員の救済につなげたい考え。
 弁護団が現在、希望者に提訴の最終的な意思を確認中で、道内の原告は数十人になる見込み。
 集団接種による感染で国の賠償責任を追及した唯一の国家賠償訴訟は、札幌のB型肝炎患者ら五人が一九八九年に起こし、二〇○六年六月の最高裁判決で勝訴が確定している。同訴訟では、原告が母子手帳で集団接種を証明し、訴訟に臨んだが、多くの患者が証拠がなく原告参加を断念した。
 このため原告側は勝訴以降、B型肝炎患者の全員救済を国に求め交渉してきたが、国は救済対象を五人に限ったため、交渉は昨年一月決裂していた。

(北海道新聞より引用)

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